プログレッシブエンハンスメントを知って以降、サイトが作りやすくなったなーと感じます
ちょっとした意識の切り替えと言ってしまえばそれまでですが、自分が作るサイトにおいて、何が求められてどう表現すればいいのか、そのために何ができて何ができないのかが考えやすくなったと思います。
例えば病院や行政機関のサイトを作るなら、利用するユーザー層の幅の広さを想定してターゲットブラウザの範囲を広げるかわりにCSS3は控える。モダンブラウザからのアクセスが主な商品プロモーションサイトなら、IE6はそれなりに、モダンブラウザでリッチなインターフェースを提供するサイトを作る、というような切り分けがとてもやりやすいです。
ここを押えておくのとそうでないのとではコーディングやデザインの品質に大きな違いがでることを実感しています。例えばドロップシャドウをCSS3で表現するのか画像で表現するのかを最初に決めておかないと、コーディングも画像の切り出しも後からやり直す羽目になってしまいます。これは辛いです(笑)
ということで、プログレッシブエンハンスメント、ひいては設計やミーティングがWEB製作では大事だよーという自己確認でした。
※プログレッシブエンハンスメント…古いブラウザでも支障なく情報が伝達されることを前提に、モダンなブラウザではよりリッチに、レガシーなブラウザではそれなりにサイトを構築するという考え方です。下記エントリーが参考になりました。
プログレッシブエンハンスメント(Progressive Enhancement)という考えかた — Website Usability Info